ことのはじめに

「やまと」とは、日の本「日本人」を
  「いろ」とは、私たち日本人一人一人の「個性」を表す

奈良・京都に住み、伝統工芸を回るうちに、手仕事のそのあまりの素晴らしさに感動し、
日本の伝統工芸作家をご紹介する何かを作りたいと強く願うようになりました。
 
娘の成人式の友禅着物制作を間近で見るうちに
友禅の面白さに魅了され、自分でも体験したくなりました。
体験できる全ての物を終えた時、自分自身も表現する者のひとりでありたいのだと気づきました。
 
その後、幸運にも、友禅だけではない多くの師に出会うことが叶い、
楽しいだけでは無い、綺麗だけでは無い
一つの職業としての難しさも、知りました。
作家の喜びも、生み出す苦しみもたくさんの方々から教えて頂きました。
材料や道具の調達が難しくなってゆく中、伝統工芸に関わる方々が必死の想いでいる事も、
後進を育てることが難しい事も…..
反面、力強い、素晴らしい実力を秘めた若い作家さんに出会い、日本工芸の未来を感じました。
緻密で、繊細な日本文化は博物館の中だけではなく
気づけば、実は日常に溢れている事を実感しました。
 
意識ひとつで私達『日本人』は、もともと持っている自然を素直に受け止め表現する力
それらを日常の中で使いこなすことのできる感性を
『つくりびと』も『つかいて』も両者、お互いに発揮できると気付きました。
皆が『日本人』を共感できる場を、そんな思いが『やまといろ』のはじまりでした。

『つくる』楽しさ
   『みる』嬉しさ
     そして『つかう』幸せ
 
『やまといろ』が皆さんの場になりますように

 

やまといろ代表 萬谷 弘美